始まりの一歩

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「ヒ、メ……」 「ニク……チ、チヲワレニ……!!」 「ソノ チニクヲ、ヨコセッ!!」 「っあ!!」 妖達はそう叫びながら私を追ってくる。 後ろに気を取られていた私は木の根に躓いて転んでしまった。 その拍子に手に持っていた札を落としてしまう。 「……っ、いた」 「チ…ニクヲ、ヨコセ」 「ワレラニ、トワノイノチヲ」 「ワレラノタメニ……シネ」 っ、諒!!───── *** くそっ、何でだ! 何で紅葉だけを追う? 紅葉が半妖だからか……? そんな事より、早く紅葉の所に行かないと……。
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