プロローグ

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へーそうだったの 「あんまり驚かないんだね… てゆか、僕が君の心読んで会話してるのに何も聞かないの?」 ええ、途中で気づいたけどしゃべるのがめんどくさくなってちょうど良いと思ったのよ 「………君みたい人は初めてだよ ところで君、もう一度人生をやり直す気はないかい?」 「は?」 何いってんの? 「あとさ、そろそろ素を出さない? もうここには君の家族や周りの人はいないんだから…」 「…………何で知っている…」 この事は誰にも言ったことはねえはずだから、誰も知っているはずはない 「やだなあ…僕を誰だと思ってるの?」 …………。 「そうだったな… で?何か用か?」 オレは性同一性障害みたいなやつで、性別は女なのに性格は男になっちまったんだ それを自覚してから周りに気づかれないように常に気を張ってたんだけど… これでそのストレスから解放されたな あと、結構今さらだかこいつの格好は うん…アホだ……(  ̄▽ ̄) な・ん・で!戦隊モノの悪役の格好してんだよっ!?オタクか? 「いや、僕はオタクとか中二じゃないからね!?この格好は仕事をサボった罰として無理矢理着せられたと言うかなんと言うか…」 「うん、どーでもいい」 「……シクシク」 おい、座り込んで松茸栽培してんじゃねーよ
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