226人が本棚に入れています
本棚に追加
この閉ざされた籠のような場所で。
歪んだ楽園で。
主人と二人、幸せだった。
幸せは続くと思っていた。
否、思い込もうとしていた。
いつかは崩れてしまうだろう、儚い楽園にしがみついて、執着して――
そして、彼女がきた――。
竜胆――。
僕が見つけた――小鳥。
次々に女が消えるのを黙って見ていられなくなった輩が、すがるようにして呼び寄せた彼女――。
彼女のことを調べあげて――面白いと思った。
理性でいろいろを押さえているだろう彼女。
そんな彼女を快楽で責めて、狂わせて、堕としたら……。
最初のコメントを投稿しよう!