終章 泡沫の迷宮

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『向こうの小沢に蛇が立って』 低くて心地よいユウの声――。 『八幡長者の、おと娘』 鈴を転がすような寒波の声――。 そして―― 「よくも立ったり」 私の声が、魂が、二人に重なる。 『巧んだり』
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