入学式

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「そーそ、全然待ってないし。…そう言えば属性どうだった?涼夜は反応なかったって言っていたけど」 深夜が聞いているのは光と闇の属性のことだ。この属性は基本属性のように全員が持っているワケではなく、持っている人が少ない。 光か闇、どちらかを持っているだけで一種のアドバンテージになるのだ。 「…同じくありませんでしたよ」 千夏は結果をそのまま伝えた。 「深夜はどうだったんだ?」 疑問に思ったのか涼夜がきいた。 「僕?うん、光の方に反応があったよ」 深夜は特に自慢することなく教えた。 「そうか、良かったな」 聞いておいた身なのでちゃんと反応を返しておいた。 そのあとは授業がなくこのまま解散となった。 二人はそのまま寮の整理に入った。
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