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意識を戻したのは、それからしばらくあとのことだったと思う。
僕の視界に入ったのは、山下くんだった。
それから、知らない人が四人。
山下くんたちがいるのは紛れもない僕の部屋で。
一体なにしにきたんだろうって、疑問に思う。
「あ、まっすー、起きた? 今まで、俺がしてきたプレゼント、全然喜んでくれないから直接アプローチすることにしてみたんだ」
「プレゼント……?」
「まっすーの持ってるシャーペンとか、もっと素敵にしてプレゼントしてあげたでしょ?」
「…………っ、あれ、山下くんがやったの?」
「まぁね。エッチなまっすーはあれを精子だと思ったみたいだけど。あれはただのスライムなんだよ?」
「……っ!」
「でね、なんであんなことをしたかって言うとさ。俺、好きな子が嫌がる顔が一番好きなんだよね。っというわけでね、まっすーのいい表情をもっと頂くためにいろいろしたわけですよ」
「……さ、最低っ!!!」
「ひどいなー。そんな風に言っちゃうまっすーにはお仕置きが必要だよね?っていうわけで、この四人に来てもらってるから、俺にもっと可愛いまっすーの顔見せてよ」
その山下くんの言葉を合図に、四人の男たちが僕におおいかぶさった。
「やっ!や、ぁっ!!どいて!離してっ!!」
男たち四人に襲われたら抵抗かなわず、なずがままになってしまって。
腕と足を抑えられて、山下くんのいやらしい笑みに見下ろされるフォームを取られてしまった。
余った男が僕のシャツを破いていく。
「ひっ、やだ……離して……!なんで、こんなこと、するのっ!」
体中が寒気に震える。
「そりゃあ、俺がまっすーを好きだからだよ」
山下くんが僕の頬を撫でながら、妙に猫撫で声でそう答えた。
僕はその答えに一層寒気を覚えて、今度は震えだけじゃなくて歯をガタガタと鳴らすまで怯えを覚えた。
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