第二章

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あれからどれぐらい経ったんだろう。 こんな狂った時間は果てしなく長く思える。 気づけば男全員をくわえこんでいて。 お腹の中はずっと熱いままだった。 何度も与えられる不快感に声をあげていたせいで、もう喉は乾いて声は枯れていた。 「はは、まっすーってばこんなにお尻から精子垂らしちゃって。淫乱だなぁ」 「……ぁ、や…」 「口からも精液垂れてるよ?ちゃんと飲まなきゃダメじゃんー」 「……っう、……」 山下くんが楽しそうに笑う。 僕は何もまともに言えずに、ただ軋むように痛む体をビクビクと痙攣させることしかできない。 「じゃあね、まっすー。今日は本当に可愛かったよ。明日も学校でね。あ、今日の写真、もちろん撮ってるから。誰かに言ったら手越とかにあげちゃうからね、その写真」 山下くんがそう言って、僕のお腹を軽く蹴った。 「…ふっ!?……あ、ぐっ!」 その衝撃でお腹の中に入っていた精子が洩れていく。 山下くんは恥ずかしさと痛みにもがく僕を満足そうに見たあと、男たちを連れて部屋を出ていった。 取り残されて一人、体の痛みにうなされる。 なんでこんなことになっちゃったんだろう。 後悔とか、信頼してた山下くんに裏切られたことが、あまりにも悲しくて、声も殺せずに泣いた。 でも、そんな僕の涙を拭いてくれるような人は、僕の周りにはもう誰もいなくて。 なんで、こんなことになっちゃったのかな。 僕はただ手越が好きだったのに。
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