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あれからどれぐらい経ったんだろう。
こんな狂った時間は果てしなく長く思える。
気づけば男全員をくわえこんでいて。
お腹の中はずっと熱いままだった。
何度も与えられる不快感に声をあげていたせいで、もう喉は乾いて声は枯れていた。
「はは、まっすーってばこんなにお尻から精子垂らしちゃって。淫乱だなぁ」
「……ぁ、や…」
「口からも精液垂れてるよ?ちゃんと飲まなきゃダメじゃんー」
「……っう、……」
山下くんが楽しそうに笑う。
僕は何もまともに言えずに、ただ軋むように痛む体をビクビクと痙攣させることしかできない。
「じゃあね、まっすー。今日は本当に可愛かったよ。明日も学校でね。あ、今日の写真、もちろん撮ってるから。誰かに言ったら手越とかにあげちゃうからね、その写真」
山下くんがそう言って、僕のお腹を軽く蹴った。
「…ふっ!?……あ、ぐっ!」
その衝撃でお腹の中に入っていた精子が洩れていく。
山下くんは恥ずかしさと痛みにもがく僕を満足そうに見たあと、男たちを連れて部屋を出ていった。
取り残されて一人、体の痛みにうなされる。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。
後悔とか、信頼してた山下くんに裏切られたことが、あまりにも悲しくて、声も殺せずに泣いた。
でも、そんな僕の涙を拭いてくれるような人は、僕の周りにはもう誰もいなくて。
なんで、こんなことになっちゃったのかな。
僕はただ手越が好きだったのに。
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