第1章

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それから小山が、小山の友人について説明してくれた。 「あのね、あそこでぶすーっとしてるの、シゲっていうの。シゲちゃんね。カトシゲ。」 「ふーん」 「それでね、あそこでぶすーっとしてるのが錦戸くんね、関西弁で話すからね、あの子。ちょっと怖いけど、本当は優しい……はずだから」 「ふーん」 「あ、で……あのぶすーっとしてるのが、山Pね。うん。大丈夫、まっすーならやっていけるよ」 「みんなぶすーっとしてんじゃん。小山の友達ってぶすーってしてる人多いんだね。ていうか、まっすーってなに」 「あ、ダメだった?だって増田じゃん?だからまっすーって」 「ダメってわけじゃないけど、手越と一緒なんだね。あだ名の付け方。笑」 「手越って誰よ笑 俺手越と思考似てんのかも~」 「あれ。もうともかくニコニコしてる奴。金髪の。あれ手越だよ。」 「え、あれがまっすーって呼んでんの!!こわ!!まっすー、すごい人と友達なんだね!!」 「すごい人って、俺のことかな?笑」 「うわあああああ!!!!」 突然の手越の登場に小山が机から転げ落ちた。 小山の落ち着きのなさに僕はたまらず声をあげて笑った。 それに気づいて、小山がさっき紹介した人達もわらわらと僕らの周りに集まってきた。 「僕増田貴久。よろしくね」 「俺、手越祐也でぇーす!!よろしく!!」 「俺は加藤シゲアキ。」 「錦戸や」 「山下智久です」 「それでこれが、小山ね」 シゲが小山を指さしてそういった。 「よろしく!」 6人こうして、挨拶を終えて 初登校の一日は終わった。
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