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理人 「メイ様、剣人よりお手紙が届いております。ご覧になりますか?」
メイ 「まめしばから?」
理人 「はい。たぶん、この前の返事だと思われますが…。」
この前の…っ。
メ理 「「あのっ、」」
メイ 「ごめん。」」
理人 「申し訳ございません。」
メイ 「先に言って。」
理人 「いえ、メイ様がお先に。」
メイ 「いいから!」
理人 「かしこまりました。では…。この前の事ですが、執事としてしてはならないことをしてしまいました。申し訳ございませんでした。」
メイ 「そんな…」
理人 「しかし、私は自分に誓いました。これから先、どんな男がメイ様の目の前に現れ、メイ様がその男を気に入っても、私はメイ様から離れない。ずっとそばにいたい。」
えっ…。
理人 「私は1人の男として、メイ様を守りたい。メイ様のことを考えると、執事とかそんなことはどうでもよくなってしまうのです。」
理人 「ですので、もし私がこれから先…」
メイ 「やめてっ。」
理人 「メイ様?」
メイ 「私も、嬉しかったから!だから、もう分かってるから!」
メイ 「ほら、手紙読むから、あっち行って!」
理人 「かしこまりました。」
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