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泉 「そう言えば、皆。今日は転入生が来る日だよ。」
メイ 「転入生?」
凛 「メイ、聞いてないの?」
メイ 「全く。」
みるく 「仕方ないぞ。メイは今他の事で大変だもんな?」
大門 「みるく様!その話はもう終わりましたよ。」
泉 「私達のクラスに転入生が来るんだ。メイと同じように、田舎から来るらしいよ。」
そうなんだ。
田舎から来るって、なんか仲良くできそう。
リカ 「歓迎パーティーは何時からだっけ?」
青山 「2時間後の19時からでございます。」
歓迎パーティー?
私の時はそんなのなかったじゃーん!
凛 「メイの時は、皆理人の事で頭いっぱいだったからなー。」
メイ 「チッ。」
泉 「そうしたら、そろそろ準備しなきゃだね。それじゃあ、皆、またあとで。」
転入生か。
どんな子かな。
田舎から来るって言っても、一応大金持ちのお嬢様なんだよね。
理人 「メイ様、お待たせいたしました。」
メイ 「あっ、どこ行ってたの?」
理人 「学園長の所へ少々。ところで、この散らかり方は…まさか?」
メイ「あ、うん。皆来てた。」
理人 「承知いたしました。」
メイ 「ねえ、転入生が来るんでしょ?」
理人 「申し訳ございません!申し遅れておりました。」
メイ 「だ、大丈夫だけど。珍しいね。」
理人 「申し訳ございませんでした。」
メイ 「大丈夫だって。なんか詰め込みすぎてるんだったら、ゆっくり休んでいいよ?」
理人 「いえ、大丈夫です。すみません。ご心配ありがとうございます。」
メイ 「うん。」
理人 「では、こちらのドレスにお着替えください。」
あ、きた。着替えの時間。
これ、絶対おかしい。
普通違う部屋に行くものだよね?
なんで、ここに背中向けるだけで突っ立ってんのよー。
メイ 「チャック、お願い。」
理人 「かしこまりました。」
うわっ。ドキドキするーっ。
理人 「少し、メイクいたしましょうか?」
メイ 「メイク?」
理人 「はい。こちらへお座りください。」
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