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どう言うこと?
誰なの?あの子。
結婚とかなんとかよく分かんないことばっかり言って。
はぁ、はぁ、はぁ。
とりあえず走ってきちゃったけど、ここどこか分かんないよ。
理人 「メイ様、ここにいらしたのですね。」
メイ 「…いで。」
理人 「え?」
メイ 「来ないでよ!結局私には何にも教えてくれない!一緒にいてくれるって言ったのに、あの子誰なの?私…私…」
理人 「メイ様…。」
メイ 「もう、いいから!どっかいってよ!1人にして!」
理人 「嫌です。1人になんてしません。」
メイ 「え?」
理人 「メイ様、少し聞いて下さい。剣人がイギリスに行ったばかりの頃、金太郎様から隠し子がいることを聞きました。」
メイ 「…!?」
理人 「そして、その優里様を聖ルチアにいれると。優里様の執事については、考えてるとおっしゃっておられました。」
理人 「しかし、数日後、金太郎様から連絡があった時に、優里様の執事になれと言われました。私はメイ様以外のお嬢様にはつかないといいましたが、金太郎様は分かってくださりませんでした。」
理人 「一週間ぐらい前に優里様にお会いしました。その時に金太郎様は、『優里は理人のような男と結婚するといいぞ』とおっしゃいまして。それで…」
メイ 「もういいよ。わかったから。だから、部屋を出てくる時にあんな事言ったんだね。」
理人 「メイ様、私は…」
メイ 「よし!わかった!作戦決定!行くよ!」
理人 「どのような作戦でしょうか?」
メイ 「あんたも秘密にしてたんだから、私も秘密。これでお合い子でしょ?」
理人 「申し訳ございませんでした。」
メイ 「もういいから。」
理人 「一つ、ワガママを言ってもよろしいでしょうか?」
理人「その作戦が成功しましたら、私はメイ様にお仕えできるようにしていただけますか?」
メイ 「当たり前でしょ!」
理人 「ありがとうございます。」
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