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《さぁ…彼女を放して下さい
……放して下さい！》
＊し～ん＊
《放しなさい！…》
＊・・・＊
《ヒナタさん今です》
「…エイッ！」
《…っ！》
『よっと！…警察だ
…救急車も呼べ』
「あっテンメイさん
…しっかりして！」
《大丈夫です
…そんな顔しないで下さい！… 》
「だって～…」
《アナタは怪我してませんか？》
「…はい！」
《良かった…
…私の為に泣いてくれてありがとうございます》
『しっかりしろよ！
…救急車もすぐ来る気をしっかりもて…』
「こ…こっちです！」
「…犯人は！？」
『一人捕まえた』
「…怪我したの ！？」
『あぁ…ちょっとな！』
＊ﾋﾟｰﾎﾟﾋﾟｰﾎﾟｯ＊
「…こっちです！」
《大丈夫ですか？…》
《皆さん乗って下さい！》
＊ﾋﾟｰﾎﾟｯﾋﾟｰﾎﾟｯ～…＊
「あっそうだ！
薫さんに報せないと…」
「さっき連絡したからすぐ来る！」
「そ…そうですか！
すみません役たたずで…」
「大丈夫だ！…
さっきの奴らは知ってるのか？」
(知らない！…)
「そっそうっか！」
(どうしよう～…Kiraさん
テンメイさん！)
(…アイツらは日向を狙ってた
どうしてだ！？)
「はぁ～…」
「すみません…」
「お前は悪くない
…それにアイツらなら大丈夫だ！
だからしっかりしろ…なぁ？」
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