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誕生日の2日前。
予定を確認されたはずのアルバイトの夜を明日に控えた今も、権からは誕生日である日曜日に会えるかどうかの連絡はない。
―――どうしちゃったんだろう・・・?
もう半分位諦めている。
それなのにもう半分は期待を捨てきれず、私は新しいトークを受信してもいないのに、ずっとメッセンジャーアプリに噛り付いていた。
「いーろはっ!!
大丈夫だって~!
きっと彼は忙しくても会いに来てくれるよっ!!
万が一彼が裏切ったら、代わりに私たちがお誕生会してあげるからさ。」
「うん・・・。
ありがとう・・・。」
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