第1章

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「ホントに終わったよww…大丈夫?」 「は、はひ……まあ、くすぐられるの好きれすから……。」 「そうか………。」 「ど、どうして足の裏が一番弱いと真っ先に気づいたんですか?」 「……決定的だったのは、精神的拘束に個人差があった所かな。君は脇の下、脇腹とかを露出してるのに足の裏は靴を履いて立ったまま。他のメイドでテーブルに座って足伸ばしてる人いたけど、あれはお尻を隠すため、普通に腕を下ろしてお盆持ってた人は、バンザイして脇の下が露出しないようにするためでしょ?つまり、そういうことじゃん。」 「よ、よく観察してますねぇ。…あ、あの…またよろしかったら、来てくださいっ!」 彼女とまた来る約束をして、俺は店を出た。 この店は恐らく有名になることはない。 愛のあるリピーターでなりたっているからだ。 互いに望まないくすぐりはしないのが暗黙の了解である。 ちなみにこのメイド喫茶のくすぐりメニューにはスマイルの他にも『スマイル提供』の欄があり、それをリピートし続けていると、ある時個室に連れてかれてお皿にX字に固定されて複数のメイドからスマイルを搾り取られて食べられちゃう幻のメニュー『こちょこちょ地獄』が存在するらしい。 と言う、変態くすぐりマニアの妄想話。
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