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戦いのあとでな設定←
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手首から赤を流していた嶺様の手当てをし、目の前に、ハーブティーを置いた。
「ゆっくりお飲み下さいませ、嶺様」
ゆっくりとカップに手を伸ばして飲んでくださる嶺様に安心する。
私は茶器…茶のことはわかりますが、人のことはわかりませぬ。
それにたまに、悔しくはなりますが、今は私の茶で少しでも癒えて頂ければ…
その一心でございます。はい。
「なぜ、一等兵にいる?」
「私は茶器でございます。
茶を蒸し、茶をたてることが私の本来の生き方…
長年おり、昇格しないのはそれでございます。」
ですが、皆様に私の茶を旨いと言われるのは嫌ではございません。
むしろ、何物にも変わりのない喜びでございます。
「そうか…
セイロン」
「なんでございますか?嶺様」
「旨かった…」
そう茶室を出ていかれた嶺様に私は笑顔でおじぎをし
「ありがたい御言葉でございます。」
そう、後ろ姿にお伝えしたのでした…
おわり
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セイロンはジイジwww
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