それはゆっくりと

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───── ── モサ男を無事、職員室まで連れて行き生徒会室へ戻る 「ただいま」 わざわざ、言わなくてもいいのだが、これがあのバカが決めたルールなのだから仕方ない。 …… 慣れるとおもったけど、なかなか慣れないや。 「おかえりぃ~」 「…お……か…り…」 「「おつかれーーーっ♪」」 「あぁ。」 上から、会計、書記、庶務の双子、会長の声を受け、ソファに腰を下ろす 「ねぇねぇ~蒼ちゃん転校生どぉだったぁ~?」 人が腰をおろした瞬間興味津々に聞いてくる、会計である八代春樹 目がギラギラしてる あぁ。また悪い癖が始まるなこれ。 「食っちゃぉうかな~」 ペロリと唇を舐め物騒なことを言い出す下半身。 「面白いことなど、何もありませんでしたが、あぁ。なんか僕の笑顔みて嘘つきとか言ってましたね」 「「「「え。」」」」 目をまん丸くして僕に視線を向ける仲間たち その視線に眉間にしわをよせる 「なんですか?」 「「「「「その転校生いきてる?」」」」」 失礼な。 こいつらは僕を何だと思ってるんだ 「生きてますし殺しませんよ。そんなことぐらいで。バカバカしい」 「えーなんか転校生に興味湧いちゃったぁ~♪」 「「僕たちも~!!」」 うるさい双子の庶務まで湧いてきて転校生の話題で騒がしくなる生徒会室 そして、 「見に行くか。その転校生」 バカまで乗り気になって、結局転校生に会いに食堂までいくことになった
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