それはゆっくりと

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面白いほどよく晴れた快晴の下 僕、夢森 蒼-ユメモリアオイ-は、   「そこ退けバカ、邪魔だ。」 「…なっ!!?俺様にバカだと!?貴様っ…!」 生徒会室のソファで寝ていた生徒会長である桜坂 秋人-サクラザカアキト-を蹴り飛ばしていた 出逢って数年ぐらいの仲だが、第一人称が『俺様』とか、バカ丸出しの所はいまだに治らない。致命傷か? 怒って僕に殴りかかろうとするバカの腕をいなして、床に組み敷く あぁ、そうそう、僕は生徒会の副会長を務めている このバカの下に就くというのは、なかなかに不愉快だが仕方ないか。 さて、と。ソファに座る前に、コーヒーでもいれようかな。 「コーヒー飲みます?」 「俺様は、ブラックは飲めない」 「そう。じゃぁ紅茶でいいですよね」 ああっ!!僕ってば優しすぎる。 自分に酔いながら生徒会室に設備されてるキッチンへ向かう  勿論、会長を踏んで。 ぐぇとカエルの歌が聞こえてきたけど、残念ながら歌に耳を貸すほどの暇はないので、無視していった
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