迷宮案内

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「第一迷宮」 第一区に存在し、排煙が揺蕩うため著しく視界の悪い迷宮。全体的に何処かジメジメとしており、足場が悪いことでも有名。鍾乳洞を思わせる洞窟のような造りをしている。 主な≪化物≫の種類としては「動物種」の爬虫類型などが多い。 現状最下層12階層。10階層までが上層部と見られている。 「第二迷宮」 理路整然とした人工的な造りさえ感じる迷路のような迷宮。実際分かれ道が非常に多く、先人の作って行った「アリアドネの糸」を辿らないと進むことも戻ることも難しい。 主な≪化物≫としては「亜人種」におけるゴーレム類が多く、彼らの残す遺物「稀晶石」は魔法式を使う際の良い触媒となる。 現状最下層9階層。迷宮の中でもまさしく迷宮じみたつくりのせいか進みが遅い。が、7階層までが上層部であるもされている。 「第四迷宮」 全迷宮最難にして最大級の迷宮。どこかエイザトスに似た、廃墟の立ち並ぶような造りをしており、また地下であるはずなのに他の迷宮には存在しない空がある、明らかに異常の多い迷宮。 ≪化物≫は種類関係無く出没し、各迷宮における「固有体」級が当たり前のように湧いて出る。第四区にギルド館が構えられているのは、この迷宮が存在するからである。 現状最下層3階層。今なお上層とされる唯一の迷宮。 「第五迷宮」 静謐な雰囲気と唯一の美しい水源を誇る、区画と同じく迷宮でも女性に最も人気とされるよくわからない迷宮。至る所に生える「幻晶」のおかけが仄かに明るく、その土地では作物さえも育っていく。あらゆる武器の加工や魔法式の触媒に用いられる鉱物の名産地。 しかしあくまでも迷宮であり、現れる≪化物≫は「幻想種」と呼ばれる厄介な種類が出没する。 現状最下層21階層。9階層までが上層、18階層までが中層となっており、下層に到達している迷宮。 「第六迷宮」 歯車や蒸気が至る所で駆動する、謎多き迷宮。その雰囲気は何処と無く第四迷宮に通ずるものがある。非常に純度の高い鉱物が手に入る場でもあり、武器の制作には欠かせない基礎鉱が採れる唯一の場所でもある。 ≪化物≫である「機巧種」が多く出没し、人の使う武器のような物を体に備えた≪化物≫も確認されている。 現状8階層。ちょうど上層節目の階層が探索されたばかりで、中層に入ったばかりの迷宮。
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