優しさは蜜のように甘く

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「お邪魔しまーす!!」 「彩羽ぁっ、どこ!?」 1階のリビングで私を探す女の子たちの声がする。 その声に混じって、ぶっきらぼうな男の声が一言だけ聞こえた。 「2階の手前から2番目の部屋。 多分布団被って寝てんじゃない?」 彼に私の居場所を聞き、パタパタと階段を上ってくる3つの足音。 メッセンジャーのトーク1つ。 それでも彼女たちは、私に会うためわざわざここにきてくれた。
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