第1章

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「お待たせ。行こっか。」 「うん。」 何故か河内の隣を歩いている私。 …………。 ……おかしい!! なんかおかしい!! なんで私は河内と二人で歩いてんの!! 黙って歩く私に、 「…なんか話してよ」 は? 「なんかしゃべんないとつまんない」 はぁ? べつに楽しむ必要ないし。 とか思いつつも取り敢えず聞いてみる。 「部活たのしい?」 「楽しいよ。じゃなきゃやってらんないよ。」 まぁそれもそうか。 「レギュラーなんでしょ?すごいね。1年なのに。」 これはホントに思う。 「サンキュ。」 「お弁当とか足りるの?」 「俺自分で作ってるから、好きなだけ持ってこれるんだよ。」 「自分で作ってるの!?」 すごい!! 私いっつもコンビニなのに。 「…明日作ってきてやろーか?」 「うそ!?マジで!!助かる~(家計的に)」 「どーせいっつもコンビニだろ。」 「……。」 …バレバレだ……。 なんか女子力無さすぎて我ながら恥ずかしい……。 「そうですがなにか!!」 言われっぱなしは悔しいので言い返す。 「あはは!!分かってるって!! てか開き直んな。」 なんか悔しいからお互いのお弁当を食べ比べする案を持ちかけて、明日張り合う(?)ことになった。 まぁ… 結果は…… …ご想像にお任せします………。
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