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「あ、彩羽。
もう給水とタオルの準備は終わってるから！
掃除もさっき真央がやってくれたよっ!!」
「あぁ・・・、ありがとう・・・。」
嵐の前の静けさを彷彿させる程の珍事。
真央は私と日程を避け時々部活動に顔を出していたようだが、望都にべったりの佳乃までトレーニングルームに来ているなんて・・・。
―――どういう風の吹き回し・・・!?
私と祥太郎は顔を見合わせ、違和感アリアリのこの光景に首を傾げた。
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