第2章

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彼女からの返事はポンポン返ってくる。 ―――――――――― 言い足りないとことなんてありません。 お礼がしたいだけです。 ―――――――――― ただ単にお礼がしたいのか。そんなに言うなら断る理由もないからいいけどさ。 ―――――――――― わかりました。 それじゃ、金曜は? ―――――――――― ―――――――――― 金曜はちょっと。 水曜はいかがですか? ―――――――――― ……金曜は上妻課長と密会か。 そう勝手に納得すると、返事を打った。 ―――――――――― あー、ごめん。 水曜は先約があるんだ。 じゃー、急だけど明日にする? ―――――――――― ―――――――――― 明日ですね? わかりました。 では、九時にこのお店に来てください。 おやすみなさい。 ―――――――――― メールの最後には彼女の指定する店のURLが添付されていた。
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