第2章

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ぶ。なんか小早川さんってウケる。 身勝手なんだか、真面目なんだか、気が強いんだか、弱いんだか、彼女の性格に矛盾を感じるのは俺だけだろうか。 メールの添付されているURLを開くと、阿佐ヶ谷にある和食居酒屋のお店が表示された。 はは、阿佐ヶ谷なら俺も彼女も近所だ。ここならお互い徒歩で行ける。 明日は、小早川さんと食事で明後日は千秋ちゃんか。今週は珍しくハードになりそうだ。 お店の詳細を見ながら、味気ない缶ビールを飲みほした。 ◇ 翌日の夜。 定時に仕事を終わらせると、彼女と待ち合わせの時間まで、まだ時間があったので一旦家に帰りシャワーを浴びた。 髪の毛を仕事時よりラフに固めて、五分袖のグレーニットソーにグレーチェックのクロップドパンツに着替えた。
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