第2章

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「おじさんみたいですね」 「ぶ、何それひでー、ま、おっさんですけど」 わざとむくれた顔をすると、 「なんか、高坂さんって外見のイメージと実際は違うんだなーと思って」 と、少しだけ柔らかい表情を浮かべて首を傾けた。 「それって、褒めてんの?けなしてんの?」 「一応、褒めてます」 「ふ、ならいいけど」 そんなやり取りをしてから、酒と適当に料理を注文した。 ◇ 一時間半後。 「柚子梅酒と焼酎水割りおかわりください」 既に何杯目かわからない酒を注文する。
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