第1章

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琉生「えっと、ヴェノさん」 ヴェノ「ヴェノでいい。」 待って初対面で呼び捨てとか待って 琉生「いや、ヴェノさんで…」 ヴェノ「いいや、ヴェノでいい」 琉生「いえいえヴェノさん「ヴェノだ。」 琉生「…ヴェノ、ですね」 負けたんですけど!?いやそんな勝ち誇った顔されてもね!? ヴェノ「取り敢えずお前は俺の家で暮らしてもらう。ついてこい」 琉生「はい…」 上機嫌なヴェノについてい…え? 琉生「え?今なんて言いました…?」 恐ろしい言葉が聞こえた気がするんだけど気のせいだよな、な ヴェノ「あ?だから俺の家で暮らしてもらうからついてこいって」 やっぱりでしたかああ!! 琉生「いや、俺家に帰りたいんですけど…」 ヴェノ「あ?」 いやそんなにキレなくても… ヴェノは何を言ってるんだという顔をして俺を見た後なるほどなという顔をした。 ヴェノ「あいつから聞いてないのか、こっちとあっちの繋がりを」 琉生「こっちとあっち…?って何ですか?」 やっぱりかという顔をしてヴェノは腕を組んだ ヴェノ「その話は俺の部屋で話す。取り敢えずルークスから離れるぞ」 ルークスって?とまた聞こうとしたがヴェノの視線が俺の後ろの触手に向かっていたので言わずもがな伝わった。 ヴェノ「ルークス、後でまた来るからな」 ルークスが明らかに震え縮こまるのを見て少し可哀想だと思ってしまった自分に驚く あいつが悪いんだから当然の報いだな。そう自己暗示して歩き出したヴェノの後をついていく
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