第1章

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真っ赤に染まる部屋。血の良い臭い。赤い血が回りに飛び散っている。何て幸せなんだろう。この景色といい。気持ちがいい。今僕の目の前には、椅子に座って血をだらだらたらしている家族がいる。最高だ。今までのなかで最高傑作だ。これが僕、中川柊だ。こんな事前までは思わなかった。だが、僕を変えたものがあったのだ。それは1年前の事。 ―1年前 「また殺人事件です。」 「これでもう何件目だ。」僕の父親は刑事だった。 「また柊くんの手をかりますか?」 「そうだな」僕はまだ高校二年生なのに次々と難事件を解決する天才なのだ。←誰もいってくれないため自画自賛…寂しい。 「柊、これは…どんな感じなんだ?」 「これは…」 死体が綺麗と思ってしまった。ここからだ、人が血を流すのはとても綺麗な事だと感じるようになったのは。 ここからだ。人間は怖くて殺せなかったから猫やウサギなどの動物を殺し始めたのは。 とても懐かしい…でも今は凄くドキドキしている。目の前に人が綺麗な血を流して座っている人がいるのだから。僕は動物だけでは物足りなくなった。だから人間を早く殺したかった。もうすでにここでは恐怖は無くなっていた。誰でもよかったのだ。だから、一番近かった家族を殺した。始めは1人だけにしよう、と思ったが1人だけでは物足りなかった。だから全員殺した。自分も死のうと思ったが自分が死んだらこの美しさを伝える人がいなくなってしまうから死ななかった。家族全員僕が殺しました。罰は何でもうけます。でも、もう人家族を殺しに行きますね。 By中川柊 警察の皆様へ
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