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◇◇◇◇◇◇◇◇
「……つまり、お前は幽霊で
死ぬまではこの部屋に
住んでいたと。だからここで
成仏するのを待っている…。
そういうことだな…?」
「おっ、飲込みが速いね。
そういうこと。
と言うわけでよろしくね」
俺は真宮美羽。
そう言いながらそいつは
いたずらげに微笑んだ。
「よろしくなわけないだろ!?
今すぐ出ていけ!!
いいな?今すぐだ!!」
そもそも意味が分からない。
幽霊?笑わせる。
そんなもの信じるわけないだろ。
第一、こいつはハッキリと
見えているじゃないか。
しかも、
新しい住居に来たとたん、
そこに知らない男がいて、
いきなり幽霊だと話されて、
はい、そうですかと信じる方が
圧倒的に少ないだろ。
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