第三章 好きって気づいた

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今日から俺らは高校二年生だ。 っていっても、ここは小さな町でクラスは各学年1つだけ。 平和でのどかな町だ。 小学校から高校までずっと同じクラスだ。 こいつは俺が絶対に守る。 いつもあの笑顔でいさせてやる。 杏那が笑うとそこに一輪の花が咲いたみたいに周りがあかるくなるんだ。 ちょっと太めの眉毛も、とろんと垂れた目元も、ふわふわしてて綿あめみたいな髪の毛も。 すべてが杏那で、すべてが好きで。
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