6人が本棚に入れています
本棚に追加
ピンポ-ン、ピンポ-ン…
バタバタと階段を下りる。
「優晴!遅刻するよー!早くしてー!」
「すまーん!今行く!」
「母さん、行ってきます」
「はいよ、いってらっしゃい」
急いで靴を履いてドアを開ける。
門扉の前にいつものように立っているのは、杏那だ。
「こら、優晴!何回も携帯鳴らしたのに起きないんだから」
言いながら背中をポカポカ叩いてくる。
「ごめんごめん、どうしても朝は苦手なんだよなあ」
「なんだよなあ、じゃない!今日はうちら日直なんだよ?いろいろやることあるのに。もう!」
最初のコメントを投稿しよう!