第三章 好きって気づいた

2/23
前へ
/39ページ
次へ
ピンポ-ン、ピンポ-ン… バタバタと階段を下りる。 「優晴!遅刻するよー!早くしてー!」 「すまーん!今行く!」 「母さん、行ってきます」 「はいよ、いってらっしゃい」 急いで靴を履いてドアを開ける。 門扉の前にいつものように立っているのは、杏那だ。 「こら、優晴!何回も携帯鳴らしたのに起きないんだから」 言いながら背中をポカポカ叩いてくる。 「ごめんごめん、どうしても朝は苦手なんだよなあ」 「なんだよなあ、じゃない!今日はうちら日直なんだよ?いろいろやることあるのに。もう!」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加