転入することになりました

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それと、非王道要素はそれだけじゃない。 それは、僕ら転入生はどっちも変装はしてない、ってこと。だから、黒いもじゃもじゃ便底メガネが実は美形でしたまる、なんていう事態にはならない。 あ、でも安心して? ここにいる、コレ、紫崎 朝陽は小説上に出てくる王道転入生の性格そのまんまだから。 小説読んでるときはあいつが頭の中に出てきて、ホント不快感しかなかったよ。 ま、て言っても もうみんなは気が付いているだろうけど‥‥。 「ーーー‥‥よしっ!!こうなったらこんな門飛び越えてやるっ!!」 アンチ王道君の方だから☆← ごめんね(笑) ま、でも顔だけは整ってるからさ。可愛い系、だろうね。 …僕からしたら外見がかなりレベルの高い可愛い系だとしても、中身がコレだから‥‥。 全く可愛く見えないけど。 ガシャガシャン!! あ。 「----‥‥よしっ!!これで中に入れたぞっ!!!」 僕が呑気に読者の皆様に解説している間に、あいつはこの門を飛び越えたらしい。 「おい、悠斗!!!何してんだよっ!!!お前もさっさと飛び越えて来いよっ!!!」 黒い門越しに、あいつはその 門をガシャンガシャンと揺らしながら僕に喚き散らす。 ‥‥‥黒門、ナイス仕事っぷりだ。 「ーー‥‥すいません。僕は朝陽とは違ってそこまで身体能力が高くないので…。流石にこんなに高い門を飛び越えることは出来そうにないです。」 わざとらしく相手を上げた言い方をすれば、案の定、あのゴミ(←朝陽のことですw)はドヤ顔を向けた。 「そうだよなっ!!悠斗なんかにはできないかっ!!!じゃあ待ってろ!!今俺がこの門を壊して「‥そこで何しているんですか?」だ、誰だ!?」
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