転入することになりました

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あ、来た来たwwwww ゴミ兄(←朝陽のこry)の背後、声がした方に目を向けると‥‥。 「‥お、前‥は…。」 「‥‥どうされました?僕の顔に、何か付いていますか?」 笑顔を顔に張り付けた、見目麗しい王子様がいらっしゃいましたとさ。 「‥‥来たか、副会長。」 誰にも聞こえないように、僕は小声で呟いた。 転入イベントその① 門の前で起こるイベントといえば、コレ。副会長イベでしょ? 笑顔を絶やさない、見目麗しき腹黒生徒会副会長。 大体の小説での副会長の笑顔はわかりやすい安っぽい偽笑顔が多いけど…。 この人のは、何ていうか‥‥ 愛想笑い、に近いね。 初対面相手には大体笑顔で接するものじゃん?それと同じ感じで、別に違和感を覚えるようなものじゃない。 「‥‥君はもしかして‥‥、転入生ですか?」 「‥ハッ!!そ、そうだぞっ!!!ていうか、お前誰だよ!!!///」 数秒呆けていたゴミ兄がやっと機能し始めた。 ‥‥なんか、頬が赤くなってる気がするけど‥‥また、か…? 「僕はこの学園の生徒会副会長を務めている、東院 紘矢(トウイン ヒロヤ)と申します。あなたは…」 「俺は紫崎 朝陽だっ! !!よろしくな!!紘矢っ!!!/////」 はい来た。初対面からの名前呼び捨て。 流石ゴミ兄。歪みないねぇ~ それに、あのウザいくらいに輝く笑顔と赤くなってる頬から察するに‥‥ またあいつの悪癖が出た感じかな。 あちらにいらっしゃるゴミ兄は重度の面食いですので、お気を付けください。
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