ゆっくり歩きながら

はじめに

４月

４月になってとりあえず感じることは、自分の知らないところで皆何かやっていたということである。

まぁ、ようするに小学校から同じ顔ぶれでそのまま中学生になったので、春休みの間に皆遊んだりしていて、そして自分はそれを知らないということである。

小学校の頃から周りに合わせて、学校で遊ぶし、話しもするけど、学校の外では特に誰かと付き合うこともない。

そんな感じに６年間を過ごしてきた僕にとっては、別に珍しくもないし、ショックでもない。

朝は好きなだけ寝て、家でのんびり過ごす。最高じゃないか。

そんな全然楽しい学校生活とか青春とかおくれそうにない、全然可愛げのない少年である僕。

神田　潤　12歳　

４月から中学生になりました。