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それは、家康派が優勢になったことを意味します。
東軍諸将の生き残りも、今さら三成に頭を下げる気にはならないでしょうし。
万が一に秀頼の旗の下、疲弊したとはいえ、豊臣政権が一致団結して、家康が不利な状況に成ったらどうでしょうか?
「私は、東軍諸将に頼まれたからやっただけだ、豊臣家に逆らう気など毛頭ない」
と言い訳したと思います。
「お許しいただけないのなら、徳川家最後の一人になっても戦う」
といえば、三成がそこまで戦火を広げるかどうか?
ですが、それでもダメなときは。
最悪な状況に成ったら、責任をとって、隠居すると言えば良いのです。
これは、終始いつでも切れるカードだったのですが、
家康本当に凄い!
「え?それで許されるの・・・・?」
という状況ですが、家督を秀忠に譲って隠居すれば良いのです。
秀忠は、
「全ては、父家康が諸将にお頼まれてやった事、私は豊臣家に逆らう気など毛頭ない」
と、言うでしょう。
こんな言い訳が通るのか?ってところですが、通ると思います。
ご存じな方多いですが、一応書きます。
秀忠の正室は、秀頼の母、茶々の妹、江です。
秀忠の娘、千は、秀頼の正室です。
大阪の茶々は、発言権が有ったと言われますので、妹の家と事を構えることを避けたでしょう。
時間が経てば経つほど、秀頼は成長します。
秀頼から見ると、秀忠は、妻の父親。義理の父親になりますし。妻の母親は、自分の母親の妹、つまり叔母さんです。
秀忠が豊臣家を大事にすると言えば、すべて収まるのです。
徳川家は、豊臣に次ぐ大大名です。
秀忠以上に豊臣家大老。豊臣家のナンバー2に就くのに適切な人は、居ません。
もっと言うと、秀頼は、秀忠と手を取り合って天下を治めていくのが理想でしょ
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