昔を思い出して

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「ど・・・どういう事ですか!?」 驚きながらも小声で、私は目を見開きながら都子さんにその言葉の真意を尋ねる。 今まで都子さんは私に何も言ってくれなかった。 だけどどうして、望都が戻ってくるとわかった今、彼女は私にこの事を打ち明けたのか・・・? 「今先生が電話口で話しているのは私の娘なんです。」 「都子さんの・・・娘さん!?」 「はい、実は・・・。 さっきは確信していなかったので口にしませんでしたが、今受話口から漏れた声を聞いてようやく私も安心できました。」
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