昔を思い出して

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どういういきさつで、望都は都子さんの娘さんの所へ行ったのか・・・? 私はその繋がりすら知らなくて、今までずっと別の事を考えていた。 ―――“シスター・ノン”の誰かの家に行ったんじゃ・・・!? その予想は外れ、望都は安心できる人の家にいた。 その事実を知り、ようやく私の目からは涙の滴が引いていく。 「はぁ~・・・。 本当にあの子はみんなに迷惑掛けてっ・・・!!」 通話を終えたミヤビおばさんは、またもや望都の行動に呆れ、額に手を当てたまま頭を振った。
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