81人が本棚に入れています
本棚に追加
「違うんです・・。
私が・・・っ、望都との約束を覚えていなくて・・・。
それできっと・・・望都はショックを受けたんだと・・・。」
望都を悪者にしたくなかった。
もしここで彼が帰宅すれば、ミヤビおばさんに咎められるのは彼だけだもの。
私の言葉を聞き、ミヤビおばさんは首を傾げている。
「あなたたちが約束した事って、あのミレニーホテルのバイキングでの事?」
「ミレニーホテル・・・。」
この名前に聞き覚えがあった。
たしかこのホテルは、築島クッキングスタジオご用達の・・・。
最初のコメントを投稿しよう!