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「それこそ彩羽ちゃんが、美千留ちゃんやお姉ちゃんと一緒に札幌に来た日の事よ。
彩羽ちゃんと望都はレストランのバイキングコーナーとテーブルを行き来して遊んで、私と美千留ちゃんはその都度あなたたちに注意したの。」
忘れ去られていた幼い頃の記憶。
だけど何らかのヒントがあれば、きっと芋蔓式に思い出していく。
「バイキングコーナーのテーブルは高さが低かったから、2人は手を伸ばして一生懸命料理を取ろうとしてた。
だけど奥にあるものは届かないから、近くを通りかかった従業員に声を掛けて・・・フフッ・・・!!」
ミヤビおばさんは話の途中で思わず吹き出した。
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