408人が本棚に入れています
本棚に追加
――と、言っても、
内容は、
『大切な、お話しがあります。
もしも、お時間が取れるようでしたら、神社のお祭りの日に会えませんか?
夜の七時。
神社の境内でお待ちしています』
と言うような、用件のみの、極短い手紙だ。
この短い文面の手紙には、更に短い返事が送られてきた。
『了解しました。
祭りの夜、七時に、神社の境内で。』
伊藤君から送られてきた手紙には、
前置きも何もなく、これだけがポツリと書かれていて、
その文面を見たとき、あまりの彼らしさに、思わず、笑ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!