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伊藤君は、
今や、押しも押されもしない実力派のサッカー選手として、サッカーに没頭する忙しい日々を送っている。
彼とは、ハルカの葬儀の後、浩二を交えて三人で、何度か飲み会をしたけれど、それ以上の接点や関係の進展があるわけでもなく、今に至っている。
ハルカが亡くなってから、三度目のこの夏。
私は、ある決意を胸に秘め、
伊藤君に、一通の『手紙』を送った。
電話や、メールではなく、
あえて、手紙にしたのは、
その方が、自分の気持ちを込められるような、そんな気がしたからかもしれない。
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