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またみいちゃんが梓ちゃんの手から逃げ出しました。
「あ…逃げちゃった…」
立ち上がる梓ちゃん。
ブランコの鎖が揺れて音が鳴ります。
その追いかけていく後ろ姿が昨日の姿と重なって―――
Sawa「もう今日は帰ろうか」
Sawaくんは反射的に梓ちゃんの手を掴みました。
また夢のような事が起きてしまうのではないか…
そう、疑ったのです。
Sawaくんは、梓ちゃんの手を引っ張って細い道を歩きました。
梓「…あの、いつまで手を握ってるんですか…?」
Sawa「え、あ…すいませんwwwwww」
そして大通りに抜けた時…周りの人は皆、上を見上げ口を開けていました。
「危ない!!!!」
誰かの悲鳴が遠くに聞こえました。
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