第1話

実況

｢あーーやっとクリアできたぁー！！これも見てくれてる皆のおかげだよっ！ありがとぉー！！また次回作でお会いしましょうーバイバイ｣

そう言った後に先程とは違ったコメントがまた流れてきた。

８８８８８８８８８８

おつー。乙！ GJ！

｢…は…ち？おつ？ジージェイ？？駄目だ…全く意味が分からん…。｣

頭に？を浮かべながら僕は首をひねっていた。

しかし辺りを見回した瞬間頭の？は一瞬で！へと変わった。

｢まっ…真っ暗じゃないか…！！今何時だ…？｣

僕は携帯の画面に触れ、時間を確認した。

AM 00:10

｢じゅ、12時過ぎてるっ！！そんな…実況を見始めたのは7時位だった筈なのに…。｣

僕は５時間も実況を見ていたのか…？

そんな事を思っていたら目の疲れと共に急に眠気が襲ってきた。

｢眠い……｣

僕はそのまま睡魔には勝てずパソコンの電源を落としてベッドへと入っていった。

完全に寝落ちる前に一瞬夕食をそのままにしていた事が頭をよぎったが、そのまま僕は眠りへと落ちていった。