凌子

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凌子は、スタイル抜群では無いけれど、太っている訳でも無い。 では、タトゥーでも有るのか? 色々想像したけれど、裸さえ見たら全てが解る。 そこで、儲かっている友人に頼んで会社の所有しているリゾートマンションを貸して欲しいと。 友人は、私の悩みを聞いて二つ返事で 「かまへんで、いつでも使えや」 「でも、結果報告はしろよ!」と 私は、凌子に 「友達がな、海水浴場近くの温泉のリゾートマンション持ってるんやけど、行けへん?」 「それに、地下には源泉温泉の大浴場迄有るみたいなんやけど」 凌子は、興味を持ったのか 「凄い友達居てるんやね」 「そんな所、絶対行かれへんもんね」 私は、畳み込むように 「なら、来週の土曜日予約してるから、泊まりの用意しといてな」 次の土曜日、ドタキャンされる事も無く凌子は、やって来た。 しかし、私は凌子の出立ちに、目を白黒。 何と、泊まりの用意は風呂敷に包んで持っている。 今時、風呂敷!? 本当に不思議ちゃんな女の子だ。
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