残酷な結末-2

3/12
前へ
/36ページ
次へ
「愛想ひとつもふりまけないのか」 そう、聞こえてきた声に顔をあげる 萎縮させる圧力をかけてきてるのはそちらですけど――なんて言ってやりたくても、身体は硬直して動かない 「なんだ、口がないのか。一言くらいなにかあるだろう」 どのことをさして言ってるのかわからなくて、 「すみません――」 そう、謝った瞬間だった バン!! と、テーブルの上に衝撃音が走って、市川さんは「謝れば済むと思ってるのか!!」と、怒鳴り声をあげた
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4592人が本棚に入れています
本棚に追加