転落-3

4/24
前へ
/36ページ
次へ
うげ。 と、もう一度振りかえる。 めんどくせーんだよ、イチイチ。 だから女は―― 「マジか」 ぼろぼろと泣いて、松永が唇を噛み締めている 泣きてぇのは俺の方だっつーの 「なに? 俺なんかした?」 呆れてそう言う俺に、松永は顔を左右にふってから続ける 「相談に、のって……下さい」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4592人が本棚に入れています
本棚に追加