第1章

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そんな中、リーダーの太遥さんが突然今夜暇かを全員に聞いてきた。 もちろん全員yes。 『太遥:じゃあ。夜中の1:11にログインするとゲームの世界に引き摺り込まれるって噂知ってる奴は?』 文字を打つ手が少し強ばる。 このゲームをやりこんでいる私達が噂を知らない訳がない。 『伶:みんな知ってるよね?』 『太遥:今夜、やってみないか?』 案の定、噂を確かめようと言うお誘いだった。 『夜鴇@和:いっすよー?』 『李:俺も』 俺も、私もと皆賛成して行く。 『太遥:じゃあ。決まりな。夜に備えて今日は解散』 ログアウトをし、パソコンの電源を切り私は少し考え事をした。 …このゲームは中々複雑で、ホラゲとサバゲーを足したようなモノだ。 御札も、もって…行くか? 「青稀飯ー」 襖をスパァンッと開け、そう声をかけて来た葉紅。 「あ。うん。今行く」
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