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おれは震える手で祐子のパジャマに手をかけると、祐子はその上に手をのせてつぶやいた。
「やさしくしてね」
祐子の手は汗ばんでいた。
お互いの服を脱がせあうと、最初はぎこちなく、次第に大胆に、おれたち二人は相手の体をむさぼった。
初めてふれる女のやわらかさに、おれは感動していた。
祐子は一時苦痛に顔をゆがめたが、やがて喜びと快感に、何度も声を漏らしてた。
繰り返し、慈しむように互いの肉体を味わいつくした。
いつまでも、飽きることがなかった。むしろもっともっと一体になりたかった。二人の体が融け合わないのが不思議だった。
いつしか二人は眠りに落ちた。
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