第1章

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「鮎の塩焼き。スモークした鮭、ミョウガとシソと梅肉を和えた物、冷しゃぶ、枝豆、地鶏の唐揚げになります」  美味しそうな肴が食卓に登った。  勇者たちはいただきまーすをする。 「それで明日はどうしましょうか?」  ぱとたろう。 「まず、手分けをして探索でしょうね」  yasu。 「情報収集ですか。しかし、尽きぬ酒の尽きぬがわかりません」  ジェラール。 「というか、伝説の武器という言い方しなくなりましたね。伝説の酒ってみんな呼んでますし」  七夕。 「ウメー! 店主さん、いい腕してますね」  銀兜。 「私は普段飲まないですけど、お酒が進みます」  かきしぶ。 「ワイン、もう一杯」  つらつらら。 「お酒はどこに行って美味いですねー」  H・H。 「明日次第ですね。村に疾風の剣が眠っていた例もありますし」  七夕。 「ダサイノのさんの伝説の武器は、人の姿をしてました」  ジェラール。 「どの可能性もあります」  yasu。 「というか、しらふ組みとそうでない者の会話の差が……」  ジェラールは盛り上がる銀兜たちを横目に呟く。
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