第1章

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「そうだ。お酒と言えば私たちもラム酒飲まないと」  七夕。 「う。それありましたね……」  yasu。 「サボろうとしてもいけません」  ジェラール。 「うう……」  うめくyasu。  ショットグラスにラム酒を注いで、七夕、yasu、ジェラールは目の前に置く。ジェラールさん、未成年だけどゾ🌕とかナ🌕も飲んでるんで許しくてください。 「酒は百薬の長と言われますが、されど万病のもととも言われるのですよね」  yasu。  しぶしぶ、グラスに口をつける。 「ん?」  もう一口。 「あれ?」  おかしかった。yasuは首を傾げる。 「何故か今夜はラム酒が、そんなに抵抗なく飲めます」  不思議そうにyasuは言った。  酒は嫌いなはずなのに。雰囲気に押されて飲みやすくなっている?  もう一口飲む。 「んん?」  おかしい。酒に旨みを感じる。普段飲むときは抑える、さいや、つらつらら、ダサイノも杯を重ねている。 「私は一杯だけで、やめておきますか」  嫌な予感がして、yasuは飲み干し冷静に勤めることにした。 「ラム酒、もう一杯飲もうかな」  七夕。 「私も」  ジェラール。
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