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銀兜は村の中を歩いていた。のどかな村である。
しかし。
「ん?」
気付く。通り過ぎるモブキャラたちが二日酔いのように頭を押さえている。
「話聞いてみようか」
野良着を着た男性に話かけてみる。
「痛たたた。昨日は飲み過ぎた……」
「おはようございます。大丈夫ですか?」
銀兜。
「これは旅先さんですか。情けない姿です」
モブ男性は答える。
「この村の人ってお酒が好きなんでしょうか?」
「特にそんなわけじゃないと思うけど。しかし、昨日は飲みすぎたなぁ……」
モブ男性。
「いつもそんな感じなんですか?」
「ここの村人は真面目な人のが多いと思う」
酒に呑まれないのだ。
しかし、通り過ぎる人々は二日酔いみたいな表情が多い。
「昨日か。私たちが村に到着してから、お酒が美味しくなった?」
そんなことを考える。しかし、何が原因かわからない。
「イベントが始まってるのかも」
そんな事を考えた。
「それで、この村に伝説の武器、もしくは伝説の酒みたいなのはありますか? 噂でもいいので」
銀兜は質問してみる。
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