第1章

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 そしてH・H。  村の東側の探索をしていた。 「なにもない村だな~……」  そんな事を呟く。  とりあえず、中年の女性に話かけてみた。 「すみません。この村に伝説の武器の話はありますか?」  中年女性は立ち止まって振り返った。 「伝説の武器? わからないね~」  そう答えた。 「そうですか。お時間とらせてすみません」 「いや~いいさ。聞いとくれよ。家の父ちゃんね~昨日飲み過ぎてダウンしちまって。いい年して、まったくしかたないねぇ~」 「ハハハ……そうですか」  H・Hはギクリとなる。  確かにモブキャラを見ると、昨日飲み過ぎたなという人間が多く見れた。 「あんたも酒には気をつけなよ」  中年女性モブはそう言って去った。 「ふむ……」  H・Hは考える。  yasuさんの感じた異常。それは自分たちだけに影響があるようではないのかな。村全体に何かが起こってる? 「しかし、酒が美味くなる異常ってなんだろう?」  考えてみてもわからない。 「まぁ、他の人にも聞いてみるか」  H・Hは呟き、さらにモブキャラに話かけた。
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